フィリピンの国民的ファストフード、ジョリビー行ってきた

フィリピン

フィリピンではJolibee(ジョリビー)というファストフード店をあちこちで見かけることができる。ハンバーガーとかフライドチキンをメインに扱っているお店で、あまりにも人気すぎて天下のマクドナルドですら敵わない。1975年に創業して、それから半世紀足らずでフィリピン全土に店舗を拡大している。

フィリピン以外の国では、ベトナム、香港、インドネシア、シンガポールに店舗がある。日本にはまだ進出していない(進出の予定はあるらしい)ので、海外でしか体験することができない。

このキャラクターを本当によく見かける。これはジョリビーのマスコットで、名前を「Mr.Jolibee」という。ミスタージョリビーってそのまんまのネーミングだが、ミスターだけにオスなのだろう。おそらくフィリピンで一番有名なゆるキャラだと思われる。

jollyという「陽気な」を意味する英単語と、蜂を意味するbeeを組み合わせたのが名前の由来となっている。蜂なのになぜ赤いのかはわからない。蜂だったら黄色と黒のカラーにしそうだが、そうしないところが良いのだろう。なんとも愛嬌のある見た目をしている。

フライドチキンとスパゲティのセット。コーラがついてこれで120ペソ(約240円)。

スパゲティは甘いのが特徴。ケチャップにトマトではなく、バナナを使っているのが甘い原因。でもこれはこれで美味しい。

フライドチキンはまあ美味しい、が、揚げ油にココナッツオイルを使っているのだろう、その風味が個人的に好みではない。フィリピンに限らず、東南アジアではココナッツオイルを揚げ油に使うことが多い。匂いに特徴があるのですぐにわかる。

フライドチキンを注文すると、一緒にグレービーソースがついてくる。写真に小さく写っているのがそれである。見た目は茶色でそんなに美味しそうに見えないが、これをチキンにつけて食べるのがフィリピンスタイルとなっている。

グレービーソースは肉汁から作られたソースでなんともいえない深みのある味がする。ひょっとしたら人によって好みが分かれるかもしれない。

スパゲティ、フライドチキン、ハンバーグの欲張りセット。これだけ食べれば結構お腹は膨れる。

ハンバーグはスマホぐらいの厚さで、グレービーソースが大量にかかっている。おそらくハンバーガーに挟む肉をそのまま使っている。味はそこそこ美味しい。

ちなみに、食べた後はトレイや皿はそのままにして帰ってOK。日本だと自分で片付けるのが普通なので、ほったらかしにして帰るのは抵抗があるけど片付けるのは店員の仕事なので大丈夫。他の人は皆そのままにして帰っている。

ホットドッグとポテト。普通に美味しい。

色々メニューを紹介してきたが、あくまでファストフードなので別にびっくりするほど美味しいということはない。それでもきっとフィリピン人の心を掴む何かがあるのだろう。ひょっとしたら食べているうちにわかるかもしれない。

個人的には甘いスパゲティと、フライドチキンだけ食べておけばいいと思う。

僕はジョリビーのキャラクターが気に入って、Tシャツまで買ってしまった(グリーンヒルズショッピングセンターで購入)。