実銃射撃もできるクチトンネルツアーに参加してきた

ベトナム

ホーチミン滞在中に、クチトンネル・メコン川を巡るツアーに参加した。

ツアーは現地で申し込んだ。満員になることもあるみたいなので、到着したら早めに予約した方がいい。

会社は「TNKトラベルJAPAN」。日本語を話せるスタッフがいるので困ることはない。日本語ガイド付きのツアーで、金額は7,000円。英語ガイドなら400円ぐらいで行けるらしいが、せっかくなら日本語の解説を聞いてみたい。

僕はクチトンネルと、メコン川の両方に行くプランに申し込んだが、他にクチトンネルだけを訪れるプランなど、色々あった。

クチトンネル・メコンデルタツアーの出発は7時30分で、17時にホーチミン市内に帰ってくる。ほぼ1日かかる長丁場である。

ツアー当日、早起きして7時に集合場所に行く。集合場所はツアー会社の事務所の前。宿泊しているホテルによっては、ホテルまで迎えにきてくれるようだ。

ツアーの参加者は全員日本人。まあ日本語ガイドなので当然である。人数は15人ぐらい。7時30分定刻にバスは出発してまずクチトンネルに向かう。バスの車内ではペットボトルの水が全員に配られる。それに道中はガイドさんの説明が色々あって楽しい。

2時間ほど走ってクチトンネルに到着。セミが鳴いている。

ちなみにクチトンネルはツアーに参加せずに、自力で行くことも可能らしい。その場合はローカルのバスを乗り継いで行く。

周りは何もない田舎である。

地下トンネルの出入り口。非常に狭い。太っている人はつっかえて大変なことになるだろう。小柄なベトナム兵は通ることができて、大柄なアメリカ兵は通ることができなかったそう。普段は上に葉っぱを被せて隠してあるので、全く存在がわからない。

動かなくなったアメリカの戦車が放置?展示されている。まさしく鉄の塊で重厚感がある。こんなものが攻めてくると考えると恐ろしい。実際にこの場所で戦いがあったということを実感させられる。ちなみに上に乗ることもできる。

ベトナム兵が仕掛けたブービートラップ。落とし穴に落ちると釘が刺さる。釘が抜けにくいような工夫までされている。

ドアを開けると釘のついた板が降ってくるトラップもある。

進んでいくと銃声が聞こえてくる。映画だとそうでもないが、リアルに聞く銃声は音量がものすごく大きい。耳を塞ぎたくなるほど。

写っているのはAKではなく別の銃

ここでは実銃射撃をすることができる。色々な銃がある中から有名なAK-47を撃つことにする。金額は弾10発で60万ドン(約3,000円)。正直高いが、日本では体験できないことなので撃っておくべし。

銃は写真のように台に固定されているので、持ち運びはできない。ただ固定されているとはいえ、上下左右にある程度狙いを定めることは可能。後ろにインストラクターがついて色々教えてくれる。防音のヘッドホンをつけてから射撃をする。

当たり前のことだが、引き金を引くと弾丸が発射される。的まで50メートルは離れているが、弾丸は一瞬で着弾する。これは避けるのは不可能。また発射と同時に、体を思いきり叩かれたような衝撃を体に受ける。

弾は10発しかないのであっという間に終了。きちんと狙ったつもりだったが、的には1発も当たらなかった。思っているところよりも左上に着弾している感じ。当然だがゲームのようにはいかない。

写真に写っている車に備え付けの機関銃を撃つこともできる。ただ値段がすごく高かったと記憶している。

射撃場の近くにはお土産店がある。また売店で軽食や飲み物を買うことができる。

タイヤからサンダルを作っているところ。このサンダルを履いてベトナム兵は戦ったそうだ。

このサンダルは買うこともできる。たしか1,000円弱ぐらいだったと記憶している。めちゃくちゃ頑丈そうだが、重い。片足で400gはありそう。

過去に爆弾が落ちた場所。くぼみのようになっていて威力の高さがうかがえる。

ベトナム兵が実際に使ったトンネルに入ることができる。トンネルの中に明かりはない。数十メートルほどの距離で、高さは1メートル弱、幅は50センチぐらい。すれ違うこともできないぐらい狭いので、閉所恐怖症の人は無理だと思う。トンネル内は立って移動することができないので、中腰になって動く。これが結構足にくる。

ベトナム兵の主食だったキャッサバ。タピオカの原料らしい。サツマイモのような食感で、ほのかな甘さを感じる。横のピーナッツ、砂糖を付けて食べるとなお美味しい。

他にベトナム戦争のビデオを観たりして、クチトンネルのツアーは終了。次にバスはメコン川へと向かうが、それはまた別の記事にする。

感想としては、参加してよかった。実銃射撃をしたり、トンネルを通ったり、ブービートラップを見たり、ここでしか体験できないことが多い。ホーチミンに旅行に来られる時はクチトンネルも計画に入れることをおすすめする。