アークテリクスのウエストバッグ「マンティス2」をレビューします。
このバッグは大変に人気があるようで、アークテリクスの公式サイトや通販サイトにおいても売り切れになっていたりする。実際に使ってみて、総合的にはとても使い勝手が良く便利なのだが、惜しいと感じるところもあったので、そのあたりをお伝えしたいと思う。
機能
サイズ・重量
- サイズ:タテ19cmxヨコ25cmxマチ5.5cm
- 重量:180g
- 容量:2.5ℓ
外観
ほぼ正方形の特徴的な形状をしていて、正面にはアークテリクスの始祖鳥のロゴがある。このロゴは刺繍でできているので、剝がれたりといった心配がない。
マンティス2の旧モデル「マカ2」ではこのロゴが中心にあったようだが、マンティス2においては向かって右に配置されている。これによって見た目がよりミニマルになっている。僕もこちらの方が好みだ。
背面はメッシュになっているので通気性が良く、暑い季節や運動時などに汗をかいても快適に使用することができる。
ウエストバッグとしてもボディバッグとしても使える
ウエストバッグとボディバッグの2wayで使うことができる。個人の好みにはなるが、ウエストバッグは多少ダサい感じがするので、街中ではボディバッグとして使うのがいいように思う。
逆に、例えば登山においてはバックパックを背負ったままで着脱ができるので、ウエストバッグとして使った方が便利だろう。
素材
- 420Dナイロン
- YKKジッパー
柔らかく、丈夫で軽量なナイロンが使用されている。
裏地は明るいグレーで、中に入れた物の視認性が良い。ただ、ボールペンのインクなど汚れには注意が必要。
ジッパーはYKK製で、止水ではない通常のものが採用されている。ジッパープルが付いていて使い勝手がよく、開閉が非常に滑らかだ。
ベルト
ベルトにはバックルと、余った紐がバタつかないようにするためのループが付いている。
バックルは固すぎず、柔らかすぎずでちょうどいい。ウエストバッグとしての使用時にはこのバックルで着脱を行うわけだが、その時にストレスを感じないようになっている。
フロントポケット
フロントポケットの中にはキークリップが付いていて、仕切りはない。
ここには鍵などの小物を収納するのがいいだろう。
メインポケット
メインのポケットの中には仕切りが1つと、ジッパー付きのポケットがある。
マチが結構あるので収納力は高いが、500mlのペットボトルや折り畳み傘はギリギリ入るか、入らないかぐらいのレベルで、入っても他の物がほとんど収納できなくなってしまう。ここが惜しいところで、個人的にはもう少し大きいサイズだと良かった。
ジッパー付きのポケットにはミンティア、耳栓などの小さくてかさばらないアイテムを入れるのがいい。
背面のスマホ用ポケット
背面には、他の製品にはほとんど見られない特徴的なポケットがある。これはスマホを収納するためのポケットで、スマホをしっかりとホールドして落ちないようにしてくれる。それに、出し入れもスムーズでとても使いやすい。
大きさ的には、僕が使っているGalaxyNote20Ultraという最大クラスのスマホでも、ケースを付けた状態で収納することができる。なので個人的には、世の中の全てのスマホを収納できるんじゃないかと思っているが、ゴツいケースを付けていると入らないかもしれない。
良いところ・気になるところ
良いところ
- 軽量
- 日常、アウトドア、旅行といった様々な場面で使える
- 素材・パーツが良い
- スマホポケットが使いやすい
良いのはなんといっても軽量(180g)で、なおかつ素材・パーツが優れているところ。ジッパーの開閉はスムーズだし、ベルトはループ付きでバタバタしない、スマホポケットが使いやすい、背面メッシュで蒸れにくいと普段の使用でストレスとなる点がほとんど無い。
この使い勝手の良さから、日常生活ではもちろん、アウトドアや旅行においても大活躍してくれる。
気になるところ
- 長い物、幅の広い物は入らない
- 大きなスマホは、背面のポケットに入らない可能性がある
気になる点としては、そのサイズ・形状ゆえに長い物や幅の広い物は入らないところ。500mlペットボトル、折り畳み傘、タブレットなどは入らないか、入ってもそれだけで容量のほとんどを使ってしまう。これらが収納できればもっと汎用性が高まったのだが、とても惜しい。
また使っているスマホの大きさやケースによっては、背面のポケットに収納できない可能性があるので、この点も注意が必要だ。
偽物に注意
最後に、アークテリクスの製品には偽物が多く出回っているらしく、公式サイトでも注意喚起がされている。
並行輸入品だったり、定価の5,500円(税込)よりも不自然に安くで販売されている物は偽物を掴まされる可能性がある。正規店で購入するのがベストだが、ネット通販においては安いからと安易に飛びつくのは危険で、販売元が信頼できるところかどうか確認してから購入した方がいいだろう。
参考になれば幸いです。