2019年12月にシンガポールの「メットアスペースポッド@アラブストリート」というカプセルホテルに宿泊してきた。
結論から言うと、ひとり旅をしていて宿泊費を節約したいという人にはお勧めできるホテルだったので、紹介したいと思う。
場所・立地
地図
グーグルマップおよびストリートビューに情報が掲載されていないが、上記の場所にある。
アラブストリートの近く
アラブストリートの近く、というか中に位置している。周辺はイスラム教の文化を感じる建物が多い観光スポットとなっている。
写真に写っているのはサルタン・モスクで、シンガポールでは最古で最大規模のモスク。施設内は無料で見学することができる。
ブギス駅まで徒歩10分弱
ブギス駅で徒歩で約10分ですごく近いというほどではないが、徒歩圏内にある。
ブギス駅は2つの路線が通っている便利な駅で、市内へのアクセスがしやすい。ベイフロント駅まで2駅で行けるのがいい。
コンビニが近くにある
セブンイレブンが徒歩1分ぐらいのところにあるので何か買い物をするのに便利。
夜でも治安は悪くない
昼間は観光客で賑わっているが、夜になると人はほとんどいなくなる。それでも暗い路地のようなところはなく歩いていて危険な感じは全くない。
もともと治安のいいシンガポールなので、安全面の心配は問題ない。
安くで食事できるところは少ない
周辺はアラブ料理の店を中心に多数の飲食店があるが、どの店も観光客向けなのか、なかなかいい値段がする。だから安くで食事がしたいなら違うエリアに行かないといけない。
宿泊費
2泊して8,435円だったので、1泊あたり約4,200円。
日本のカプセルホテルと同じぐらいの金額で特に安いというわけではない。他の東南アジアの国なら綺麗な個室に泊まれる金額だが、シンガポールは宿泊料金が高い国なので仕方ない。
外観
メットアスペースポッドと書いてあるのが目印で迷うことはないだろう。
チェックイン
チェックインする時は正面の入り口から入る。
チェックイン後はカードキーを渡されるので、それが部屋とロッカーの鍵になるのと、宿泊客専用の出入り口として脇の細い道のドアを利用できるようになる。
チェックインの時間は15:00~22:30で、15時より早くに訪れてもチェックインすることはできない。申し訳なさそうな感じで断られる。
フロントに人がいるのは10:00~22:30の間で、夜遅くになるとフロントは真っ暗で誰もいないが、先述の脇のドアから出入りすればいい。
青い光
フロント横の階段を撮影した写真。
このカプセルホテルはスペースポッドという名の通り、宇宙船をイメージした造りになっていて照明は青がベースになっている。実際の宇宙船の照明が青なのかはわからないが、そういうことらしい。
各階の宿泊エリアには靴を脱いでから入るルールになっている。
内観
共用スペース
共用スペースは男女共同でこのようになっている。とても静かで人の気配をあまり感じない。冷房がよく効いていて気持ちいい。
一部屋につきひとつのロッカーが使えて、バックパックなどの大きい荷物はそこに入れておくことができる。カードキーで施錠するシステムなので、セキュリティ面も安心。
カプセルは上と下の2種類があって、僕のカプセルは上だった。上だと出入りする時にいちいち昇り降りをしないといけないのがしんどい。
朝・昼は自然光が入っているが、夜になると照明は真っ青になる。あまりにも青くてちょっと面白い。ブルーライトが目に悪そう。
部屋
カードキーで部屋の開け閉めを行う。
一般的なカプセルルームという感じで綺麗に掃除されている。テレビ、セキュリティボックス、エアコン、コンセントなどの設備が付いている。
面白いのが照明の色を選べることで、普通の昼光色から、緑、黄、青など好きな色に光らせることができる。
部屋の中はとても静かで他のカプセルの音はほぼ聞こえなかった。こういうカプセルホテルにありがちなこととして、夜は他人のいびきがすごかったりするのだが、そういうのもなかった。
シャワー・トイレ
中の写真を撮影し忘れてしまい、入口のドアの写真しかない。汗
中には洗面所と、シャワー・トイレが一体になった部屋が3つある。シャワーについては、お湯の温度、量ともに不満はない。
まとめ
十分
- 綺麗で清潔
- 寝るだけなら必要十分
- フロントがフレンドリー
宿泊料金については日本並みでお得感は無いが、シンガポールなので仕方ないところ。部屋については清潔で、静かな環境なので寝るだけなら何の不満もない。
総じて、ひとりで旅行している人や、なるべく宿泊料金を節約したいと思っている人にはおすすめ。個人的には再訪してもいいと思っている。
他の場所にも
メットアスペースポッドはシンガポールにいくつかあって、アラブストリート以外に
- ボートキー
- チャイナタウン
- リトルインディア
に店舗がある。どこもここと同じような造りになっているので、自分の宿泊するエリアに応じて選べばいいと思う。
参考になれば幸いです。