シンガポールのホテル事情、おすすめの宿泊エリアをまとめた

シンガポール

シンガポールのホテル事情

まず、シンガポールのホテル事情について簡潔にまとめてみた。

物価が高い

シンガポールの物価は高い。イギリスのBBCの調査によると、シンガポールは「2019年の最も高価な都市ランキング」の1位になっている。

World’s most expensive cities revealed

このランキングは133の都市の160品目(食品、飲料、輸送、公共料金、家賃など)のコストを比較したもので、それなりに信頼できる情報だと思う。

ちなみにこのランキングではフランスのパリと香港が同じく1位となっていて、日本からは大阪が5位にランクインしている。大阪が東京より高いことになっているのが謎だがそういうことらしい。

宿泊費が高い

物価が高いことから宿泊費も高い。日本と同等かそれ以上であると感じる。

東南アジアの国は日本と比べると宿泊費が格段に安い傾向にあって、数千円も出せばそこそこの個室に泊まることができる。だから旅行者からすると非常に助かるのだが、シンガポールはそういうわけにはいかない。

東南アジアの他の国だと個室に泊まれる金額でも、シンガポールではドミトリーかカプセルホテルにしか宿泊することができない。

そういう意味ではシンガポールはバックパッカーのような節約スタイルで旅行したり、長期の滞在には向いていないと言える。

宿泊エリア

シンガポールのどこに宿泊するかというところで、エリアごとにまとめたみた。

東京23区と同じ面積とよく例えられるくらい面積の小さいシンガポールでもエリアによってそれぞれ特徴があるので、宿泊する際の参考になればと思う。

シンガポールでのメインの交通手段は電車になるので、ホテルが駅から近いかとか、観光したいところとの距離も大事になってくる。

ベイエリア

超有名なホテルのマリーナベイサンズがあるエリア。最寄り駅はベイフロント駅。

ここはシンガポールでも最も宿泊費の高いエリアになっていて、一泊ウン万円するので基本的にお金に余裕のある人向きだけど、思い出に一泊だけするとかそういう利用もいいと思う。

夜景がビビるくらい綺麗で、建物の低い香港みたいな感じ。ホテルからこの景色が見られるのはすごくいいと思う。贅沢感、非日常感を楽しむならこのエリアがいい。

オーチャード

最寄り駅はオーチャード駅。

オーチャードロードはシンガポールのメイン通りと言われていて、ショッピングセンターがたくさんあるので買い物をしたい人に向いている。

欠点としてはオーチャード駅が不便な立地にあるところ。路線図を見ればわかるが、どこか観光スポットに行こうとした時に大体電車を乗り換える必要がある。例えばベイエリアに行く時も乗り換えをしないといけない。

クラークキー

シンガポール川沿いのエリアで、最寄り駅はクラークキー駅。遠くにマリーナベイサンズが見える。

川沿いはお洒落な飲食店やお店が多く、落ち着いた雰囲気が好きな人にお勧め。

チャイナタウン

最寄り駅はチャイナタウン駅。世界中どこにでもあるチャイナタウンだが、シンガポールのは一番きれい。

宿泊費が比較的安いのと、食事についても安く済ませることができるのがいい。マックスウェル・フードセンターはおすすめのフードコートで、安価で様々な料理を食べることができる。

ベイエリアから近く、頑張れば歩いていくこともできる。

ブギス

最寄り駅はブギス駅。アラブストリートがすぐ近くにあり、異国情緒を感じることができる。

また、ブギスジャンクションという大きなショッピングモールがあり、買い物も楽しむことができる。安くで食事ができるところが少ないのが難点。

ブギス駅は2つの路線が通っている駅なので、周辺へのアクセスがしやすいのもいい。

リトルインディア

最寄り駅はリトルインディア駅。名前通りシンガポールのインド系住民が生活している地域だ。

インドに行かずとも周りがインド人ばかりという貴重な体験をすることができる。週末になるとシンガポール全土のインド系住民が集まってきて混雑する。

ここはシンガポールの中でも治安の悪い地域と言われていて、スリが多発しているとか、昔は暴動があったとかで現地の人もあまり近づかないそうだ。

普通にしていれば何もないが、無用なトラブルを避けるならここは観光するだけにして宿泊はしない方がベターだろう。特に女性は。

この周辺はインド人が多いだけあって、美味しいカレー屋がたくさんある。カレーを食べに来るのはあり。

ゲイラン

最寄り駅はアルジュニード駅。シンガポール政府公認の歓楽街で、そういうお店がたくさんある。

シンガポールのお洒落さとかが一切ない地域で、安くで食事のできる屋台が多かったり、いい意味で東南アジアらしさを感じることができる。

宿泊費が安いエリアでもあるので遊びたい人、宿泊費を安く済ませたい人には向いているが、間違っても女性が宿泊するエリアではない。

まとめ

エリアによってそれぞれ特徴があるので、自分が求めるものによって宿泊するところを選ぼう。

  • 贅沢をしたい:ベイエリア
  • ショッピング、お洒落なところ:オーチャード
  • 交通の便がいい:チャイナタウン、ブギス
  • 異国情緒を感じたい:チャイナタウン、リトルインディア
  • 宿泊費を安くしたい、夜遊び目的:ゲイラン

以上、参考になれば幸いです。