シンガポールからマラッカへバスで移動する方法をまとめた

シンガポール

2019年12月にシンガポールからバスを利用してマラッカに移動したので、その方法やかかった時間、料金について解説する。

マラッカは世界遺産の街として人気の観光地で、シンガポールとクアラルンプールの中間に位置している。シンガポールとマレーシアを周遊する時に無駄が無く立ち寄ることができる街だ。

バスでの移動

シンガポールからマラッカまでは約200㎞離れている。移動手段としてはバスの他に飛行機やタクシーがあるが、バスが一番安価に移動することができる。

所要時間

マラッカに到着するまでの時間は約4時間。出入国にかかる時間や途中の休憩も含んでいる。

時期によっては道が渋滞していてもっと時間がかかることがあるらしい。マラッカは現地の人にとっても人気のある観光地のため週末なんかは渋滞しやすいそうだ。

僕が乗車した時はほとんど渋滞なくスムーズに進んで4時間だった。

運賃

StarMart社のバスを利用して運賃は25シンガポールドル(約2,000円)

チケットの購入

バスで移動するにはまずチケットを購入する。チケットはオンラインでも購入することができるみたいだが、正常に処理されるか不安だったので現地で購入した。

ゴールデンマイルコンプレックス

シンガポールでバスが発着する場所はいくつかあるのだが、その中のひとつがゴールデンマイルコンプレックスと呼ばれる建物。

ゴールデンマイルコンプレックスはバスのチケット売り場だけでなく、両替所や飲食店などが集まっている施設で、見て回るだけでも結構楽しい。

地図

チケット売り場

建物に入ってすぐ右手にチケット売り場がある。マラッカ以外にもクアラルンプール行きのバスのチケットも購入することができる。

購入のやり取りは簡単な英語でOKなので、英語がよっぽど苦手でない限りは大丈夫。「トゥモロー バス チケット トゥマラッカ」とでも言えば伝わる。

バスの出発時間と、座席の位置を選んで料金を支払うとチケットを貰える。

チケットには出発時間、バスの座席など情報が詳しく書いてある。

出発時間の30分前にまたここに戻ってきてチェックインするようにと言われて、チケットの購入は完了。

バスに乗る

チケットを購入した翌日、同じチケット売り場でチェックインをすると、乗車するバスのナンバーを知らされる。後は待ってバスが到着したら乗り込むだけなのだが、それまでの注意事項をいくつか紹介する。

乗る前の注意事項

バスは時間ギリギリに来る

僕の乗ったバスがたまたまそうだったのかもしれないが、バスが出発時間ギリギリに到着した。出発が11時なのに、バスが来たのは10時59分とかだったので、本当にバスが来るのか、ここで待っていていいのかと焦った。

時間通りに来ないこともあるかもしれないので、焦ることはないと思う。バスが到着するのはここなので、ここで待っていれば大丈夫。

事前に両替しておく

マラッカはマレーシアの都市なので、シンガポールドルは使えない。なので、バスに乗車する前にいくらか両替しておくことをおすすめする。

写真はチケット売り場の向かいにある両替所で、レートはそこそこ良かった。

バスの車内

乗車するバスはこんなで普通の観光バスという感じ。運転手にチケットを見せて、指定の座席に座る。

車内は冷房が効いていて、座り心地についても日本の観光バスと大差ない。道中は整備された道しか走らないので揺れたりすることもなく、快適に移動できる。

道中

出国

乗車して約40分でシンガポールの国境検問所に着くので、ここで出国審査を受ける。

パスポートと貴重品だけ持ってバスを降りて、館内の指示に従って進んでいく。出国審査は簡略的なものですぐに終わる。

出国審査を終えたら、さっきまで乗っていたバスにもう一度乗る。

陸路で国境を超える

シンガポールとマレーシアは別の国なので、道中で国境を越えることになる。日本は島国ということもあり空路で国境を越えるのが一般的なので、陸路で国境を越えるという経験はなかなか貴重だと思う。

シンガポールとマレーシアの国境はジョホール海峡にかかっているセカンドリンクという橋にあって、出国審査を終えて出発するとすぐにこの橋を通る。

入国

セカンドリンクを渡ってマレーシアに入ってすぐ、国境検問所があるのでここで入国審査を受ける。

出国の時とは違い、バスから降りる時は全ての荷物を持って降りる。乗車するバスが変わるからだ。

入国審査については、パスポートを持って進んでいくだけなので特筆すべきところはないが、空路とは違い荷物検査があまりにガバガバ(に見える)で、職員もやる気無さげに見えるのでそれが面白い。

次に乗るバスについては、シンガポールのチェックイン時にナンバーを教えてもらえるのでそれに乗ればいいのだが、駐車場が結構広くてどこに停まっているのか迷った。

休憩

バスの運転手はタバコを吸ったり、イヤホンで音楽を聴いたりしながら運転している。

日本だとこういうのがTwitterで拡散して、厳重注意の処分をされるというのがたまにニュースになっているが、ここでは当たり前という感じ。良いか悪いかは別にしてこういうのは面白い。

入国審査を受けてから2時間ほど高速道路を走った後、休憩時間がある。

トイレと軽食を売っている売店があったり、日本のパーキングエリアとあまり変わらない感じ。

マラッカセントラル

休憩の場所から30分ほど走ってマラッカに到着する。ここはマラッカセントラルという大きなバスターミナルで、クアラルンプールやシンガポールなど各都市へのバスが発着している。

マラッカの観光スポットから離れた場所にあるので、ここからまた中心部に移動する必要があるが、とにかくマラッカに着いたということで、お疲れ様でした。