ファランポーン駅から電車に乗ってアユタヤに行った。アユタヤへの行き方は電車の他にロットゥー(乗り合いのミニバス)やタクシーがあるんだけど、電車は安くて雰囲気があって駅自体も観光スポット的なところがあるので、電車での移動は結構おすすめ。
ファランポーン駅
1916年に竣工した、バンコク最大かつ最古のターミナル駅。正式名は「バンコク駅」ですが、地元の人々の間では「フアランポーン駅」として親しまれています。チェンマイまでの北本線、ウボンラチャターニーとノンカイまでの東北線、サケオ(アランヤプラテート)とラヨーンまでの東線、そしてナラティワートまでの南線、さらにパダンベサーを経てマレーシアのバタワースにつづく国際鉄道の路線が、ここから発車しています。ドイツのフランクフルト駅をモデルにデザインされたドーム型の駅舎は独特の趣をもち、構内には旅行案内所、銀行、両替所、レストラン、フードコート、コンビニ、インターネットコーナー(有料)のほか、長旅の旅行者のためのシャワー室(有料)なども。一日約200本の列車が24時間発着しています。
タイ国政府観光庁公式サイト より引用
ファランポーン駅はこういうところで、タイ国内の様々な都市と繋がっている。
夜になるとライトアップされる。結構きれいなので見る価値がある。
この駅はもちろん現地の人も利用している。タイの地方出身の人がバンコクに来る時の玄関口になっていて、夜は駅の中が田舎から来た人、田舎に帰る人て溢れている。駅は24時間開いてることもあり、ここで寝泊まりする人も多い。翌日の電車を待っているのだろうがこの光景は結構驚く。
チケットを買う
チケット売り場でチケットを購入する。アユタヤへの出発は翌日だったので翌日のチケットを買おうと思っていたが、買えなかった。当日の切符しか買えない模様。
チケット購入の際は、窓口で人数、行き先、何等車に乗るというのを伝えればOK。「アユタヤ、ワンパーソン、サードクラス」で通じる。
こんなチケットを貰える。出発時間とか情報が色々書いてある。
アユタヤ行きの列車には2等車と3等車の2種類があって、
- 2等車(エアコン付き、指定席、高い)
- 3等車(エアコンなし、自由席、安い)
となっている。
電車には特急、快速、普通のようにいくつかの種類があってそれぞれ値段が違うのでややこしい。僕が購入した3等車のチケットは20バーツ(約70円)だった。バンコクからアユタヤまで80㎞ぐらいあるんだけど、この移動距離でこの値段はすごく安い。
エアコンなしといっても、電車内に扇風機がついていてそれが回っているのと、窓からの風があるので全然暑くない。なのでわざわざエアコンのために2等車のチケットを買う必要はない。3等車で十分。
3等車は自由席だが、ファランポーン駅は始発駅になるので座れないということはほぼないはず。
電車に乗る
プラットホームでは阪急梅田駅みたいに乗り場がたくさんあって、どこがアユタヤ行きなのかよくわからない。チケットを見てもわからなかったので、駅員に聞いたら教えてくれた。
チケットでは10時5分発となっていたけど、10分ぐらい遅れて電車が到着した。日本のように時間通りには来ない。
さきほども書いたとおり、車内はエアコンが付いてないのだけど扇風機と窓からの風で暑さは感じないので快適。途中で売り子が弁当や飲み物を販売しにやってくるので欲しかったら買える。この売り子は沿線に住む人が勝手にやっているようだ。弁当はタイらしくカオマンガイとかあったのでかなり美味しそうだった。
1時間30分ぐらい乗ってアユタヤに到着。車内放送はないので寝てたりボーっとしていると通りすぎて残念なことになる。グーグルマップと雰囲気を察知してアユタヤ駅で降りよう。観光客はほぼ全員ここで降りるので乗り過ごすことはないはず。
電車での移動は安いし、旅行しているという感じがすごくするのでおすすめ。電車が時間通りに来ないし、時間通りに到着しないのが難点だけど、それは我慢するべし。