ワセリンというと、小学校の理科の授業で出てきた植物の気孔を塞ぐ物体というぐらいの認識しかなくて、一般的にあまり馴染みがないかもしれない。でもとある機会で使ってから、すごく有用なアイテムだと思っているので紹介しようと思う。
理由
1.スキンケアに使える
ワセリンとは保湿剤で、石油からできている。誰もが一度は見たことがあるであろうメンソレータムのリップクリームや、ニベアのクリームに含まれている。
「乾燥はお肌の大敵」という言葉があるように、スキンケアをするにあたって保湿はとても重要な意味を持つ。ワセリンを塗るだけ、それだけでスキンケアになる。
実際に手に塗ってみればわかるが、ワセリンはものすごい保湿力がある。塗りすぎるとベタベタ、ぬるぬるして、顔がテカテカになるのでその点は注意が必要。
2.靴擦れの防止
僕は昔、「びわ100」という滋賀県の琵琶湖の周りを2日間かけて100㎞歩くイベントに参加したことがある。そのイベント自体は苦行でしかなくて、人生史上一番足が痛いイベントだった。
夜通し歩き30時間ぐらいかけてなんとか完歩した思い出があるが、その時もワセリンが役に立った。靴擦れしそうなところにワセリンを塗っておくことで靴擦れをしなくなるのだ。
靴擦れに限らず、股に塗っておくことで股ずれの防止にもなる。100km歩いて靴擦れ、股ずれが一切起きなかったのはワセリンのおかげである。
足は筋肉痛を通り越して半分肉離れのようになり、膝の関節はあまりの痛さに足を引きずるぐらいの苦痛だったが、これに靴擦れの痛みが加わっていたら間違いなく途中でリタイアしていただろう。ワセリンのおかげで完歩できたといっても過言ではない。
3.安い
200g入って約500円で買える。この数字がどんなものかというと、
- メンソレータムのリップクリーム:4.5gで400円ぐらい
- ニベアの青缶:169gで500円ぐらい
このようになっている。これらと比べると量あたりの金額が安い。
4.異常に長持ち
少量でも保湿力が抜群なので、量をあまり使わない。だから異常なほど長持ちする。使う頻度にもよるが、一人で使うなら数年はもつのではないかと思っている。
僕は200gを2年前に購入して、また半分も使っていない。使い切るのにどれくらいの時間がかかるのか恐ろしくなってくる。日用品でこんなに長持ちする商品が他にあるだろうか。
使い方
使い方と言っても塗るだけで特に説明することもないのだが、前述したように塗りすぎると肌がテカテカして脂ギッシュに見えるので注意が必要。
僕の使っているヴァセリンというワセリン(ややこしい)は軟膏のようになっている。冬の寒い時は固くなって、夏の暑い時は柔らかくなる。
これを適量とって両手で広げて、それから顔につける。少ないと思うぐらいでちょうどいい。塗りこむというよりかはポンポンと顔を叩くような感じでつけていく。
自分が使ったことがないものを紹介するのは気が引けるが、上の商品はポンプ式になっているので軟膏タイプのものより使いやすい。ただ値段もプレミアム。
- 洗顔の後
- 風呂上り
僕はこれらの時に顔につけている。是非一度試してみてください。