タイやベトナムでGrabを利用する時、「Grabバイク」を選ぶことができる。
Grabバイクは、車の移動と比べて安価なのが特徴で、車の半額かそれぐらいで移動することができるのでとても便利。
しかし、バイクの二人乗りということで、慣れていない人にとっては不安や危険を感じることがあるかもしれない。そういう人に向けて二人乗りのコツを紹介する。
ヘルメットの着用
まずヘルメットを着用する。万が一転倒した時に頭を守ってくれるので着用は必須。
普段からマイヘルメットを持ち歩いている人はほぼいないと思うので、ほとんどがGrabの人から借りることになると思う。
極まれに貸し出し用のヘルメットを持っていない人がいるらしいが、幸いにも僕は20回以上利用してきてそのような人に当たったことはない。もし遭遇したら乗車を断った方がいいだろう。
貸し出しのヘルメットは僕の経験で言うと、8割が帽子のようなヘルメットで、転倒した時の防御力はほとんど無さそうに見える。無いよりはましといった感じだが、素直に着用するべし。
見た目が汚いとか、ヘルメットの中に髪の毛がたくさんついているとかそういうことを気にしてはいけない。安全第一。
シートに座る
ヘルメットを着用したらバイクの後部座席に座る。座り方は
- バイクの真後ろから飛び乗る
- 横から跨いで乗る
の2つの方法がある。真後ろから飛び乗るとGrabの兄ちゃんにウケる。でも危ないのでおすすめしない。
なので横から跨いで乗る方法をおすすめする。
クッソ下手な絵だけど、左のように普通に跨ぐのはNGでバイクに足が引っかかりやすい。右のように体を前に倒し、後ろから足を上げる感じで跨ぐのがいい。
座ったら足置きがあるので、そこに足を置く。
ちなみに、東南アジアで二人乗りしているバイクを見ていると、後ろの人がバイクを跨がずに普通に椅子に座るような感じで乗っていたりする(女性が多い)。日本ではまず見られない光景で、初見ではかなり驚く。
普段から乗り慣れているからそういうことがそういうことができるわけで、決して真似してはいけない(笑)
乗車中
どこか掴む
タンデムバー
二人乗りのできるバイクは大抵タンデムバーがついているので、ここを掴んでおくといい。
運転手の体
大きなリュックサックを背負っている場合など、タンデムバーよりも運転手の体を掴んでいた方が安定する時がある。
体というのは肩とか腰とかの部位。体を密着させれば一番安定するけれども、Grabの兄ちゃんの匂いを存分に感じることができる。良いか悪いかの判断は人による。
動かない
よく「荷物になれ」という表現をされているのを見かける。
乗車中に大きく体を動かしたりすると、運転手からすると運転しづらいのでじっとしておく。首を動かしたりするのは全然大丈夫。
カーブの時にバイクが傾いたりするけど、その時も変に体を動かさず、自然な体勢でいるのが良い。
急発進、急加速、急ブレーキ
運転手によっては運転が荒い人がいて、急発進、急加速、急ブレーキを多用したりする。こういう人に当たるとスリリングでめっちゃ怖い。
体が前後に揺さぶられるので、乗っていて不快。言葉の壁があって文句も言えないので、目的地に着くまでは耐え忍ぶしかない。降りた後に黙って低評価をするべし。
前述のように、タンデムバーなどをしっかり握っていればバイクから落ちることはないはず。
すり抜け
信号待ち中に停車している車の間を通って、先頭に行くことをすり抜けと言ったりするが、日本に限らず東南アジアでも普通に行われている。
が、東南アジアでは日本とは比較にならないぐらいシビアなすり抜けをする。仮に自分が運転していたなら決して通らずに自重するであろう、狭い隙間でもすり抜けていく。
文化の違いか、日本人ならこういうすり抜けをする人はほとんどいないと思う。
降車
目的地に着いたらバイクを降りる。
降り方は普通に降りるだけ。乗る時よりもずっと楽。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのが良いだろう。ニコッとして返してくれる素敵な人もいれば、真顔で無言の鉄仮面のような人もいるが、感謝されて嫌な人はいないはず。
クレジット払いにしておけば現金の受け渡しもなく、ヘルメットを返すだけなので非常にスムーズ。
バイクは車と比べると安心感には劣るけれど、価格は安いし、運転中に風を感じることができて、なおかつスリリングで楽しかったりするので、総合的に考えて僕はバイクの方が好み。
Grabバイクの使える地域に行くことがあれば是非試してみてください。