アンコールワット観光のためにシェムリアップを訪れて、食事をどこでしようかと考えている方に向けて、個人的におすすめのレストランを紹介します。紹介するレストランはどこもリーズナブルな価格なのに料理がとても美味しいので、参考になれば幸いです。
クメールテイストレストラン(Khmer Taste Restaurant)
カンボジア料理がとにかく安くて美味い、個人的ナンバーワンのお店。シェムリアップだけでなくプノンペンを含めてもナンバーワンかもしれない。
特筆すべきはドラフトビールが0.5$という安さで提供されているところ。カンボジア国内の全てのレストランの中でも最安の部類に入るのではないだろうか。日本の10分の1ぐらいの価格でビールが飲めるので、ビール好きには最高だ。
実際かなりの人気店で、店内は欧米人を中心に多くの客で賑わっている。夕飯の時間帯は8割~9割ぐらい客が入っているので、訪れる人数によっては待ち時間が発生するかもしれない。
朝から営業しているので、朝食を食べるのにも適している。ホテルの朝食がない人は訪れる価値があると思う。
注意すべきは、ライスがセットで付いてくるメニューがあること。メニューを見たら(served with steam rice)と書いてあるので良く見たらわかるのだけど、気付かずに注文すると写真のようにライスが2つ提供されることになる(ちなみにライスはハート型になっていて可愛い)。
女性や小食の方だと食べきれないぐらいの量が出てくるので、気を付けよう。
ちなみに僕は2回目に訪れた時、1回目のダブルライスの経験を踏まえて「ライスは1つでお願いします」と注文したのだが、伝わっていなかったのか、ハートの気持ちが強かったのか、またまたライスが2つ提供されて閉口した。笑
料理は大体2$~5$の価格帯で、料理を2品と、ビールを2杯注文しても10$程度で収まってしまう。凄まじいコスパの良さで他を圧倒する、絶対訪れるべきレストランであると確信する。
余談ではあるが、夜間は店内の壁にたくさんのヤモリが張り付いているので、苦手な方は見ないことをおすすめする。
アロイディー(AROI DEE)
クメールテイストレストランから徒歩数分の場所にあるレストランで、カンボジア料理だけでなく、タイ料理も提供している。
クメールテイストレストランと比較すると、こちらの方が客が少ないので、ゆっくり落ち着いて食事ができる。料理は同等だと感じるが、ドリンク類も含めたコスパの良さだとクメールテイストレストランの方が上か。
若い女性がひとりでホールを担当していて、変な意味でなく笑顔が素敵だったのも印象的。入り口の看板にフリースマイルと書いてあって、ホスピタリティ的なことも意識しているのかもしれない。そういう意味でも居心地の良い店だ。
ここに来たら是非ロクラクを注文してほしい。ロクラクに付いてくる塩ダレが想像を遥かに超えた美味しさで、この味が忘れられない。塩、レモン、胡椒などを混ぜて作られていると思うのだが、世界的に評価の高いカンボジア産の胡椒を使っているからか、普段口にする塩ダレよりも数段上の味わいだった。
ジャングルバーガー(JUNGLE BURGER)
アメリカ人のオーナーが経営するハンバーガーショップ。入店するとそのオーナーが陽気な感じで出迎えてくれる。場所はクメールテイストレストランとアロイディーの中間に位置する。
シェムリアップまで来てなんでハンバーガーやねんと思われるかもしれないが、シェムリアップにはたくさんの欧米人観光客が訪れることもあり、ハンバーガー屋やピザ屋など、彼らをターゲットとした飲食店が多数存在する。このジャングルバーガーもそういう飲食店のひとつで、カンボジア料理はひととおり試したから違う物を食べたいという方におすすめだ。
ハンバーガー(何種類かある)、ビール、付け合わせ(ポテトなど)のセットで価格は8$か9$ぐらい。価格的には先に紹介した2つのレストランよりも高額になる。
ただ、このハンバーガーがかなり美味しくて、体感的にはマクドナルドの3倍、バーガーキングの1.5倍ぐらいの味がする。特に肉が香ばしくて美味だ。
これが本場アメリカの味なのかと思わされるハンバーガーなので、普段日本のチェーン店のハンバーガーしか食べていない方は是非試してみてほしい。
ちなみに、ハンバーガーとビールの組み合わせは日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、この組み合わせはかなりいける。ハンバーガーを齧ってビールを一口、揚げたてのポテトを食べてまたビールを一口としていると、この上ない幸福感を感じることができる。