シンガポールは喫煙に対して厳しい取り締まりがされていることで有名で、日本からタバコを持ち込む際は申告して税金を支払う必要がある。
2019年12月29日に実際にシンガポールにタバコを持ち込んで税金を支払ってきたので、そのタイミングや場所について解説する。
シンガポールのタバコ事情
まず、シンガポールではタバコがどのような取り締まりをされているのかまとめてみた。
タバコは1本から課税対象
日本から持ち込んだタバコは1本から課税の対象となる。
金額は1本あたり46セントで、この金額はタバコの銘柄によっても変わるようだ。
また持ち込み量にも決まりがあって、個人使用の場合400gまでとなっている(2カートン、20箱)。この量を超える場合は事前の申告が必要になる。
電子タバコは持ち込み禁止
電子タバコの持ち込みは禁止されている。使用するしないに関わらず所持しているだけでも違反になってしまうので、絶対に持っていってはいけない。
アイコス、グロー、プルームテックのような加熱式タバコも取り締まりの対象になる。
詳細はシンガポールの税関のホームページに掲載されている。
- 噛みタバコ
- 電子タバコ、VAPEなどのタバコを模倣した製品
- シーシャ(水タバコ)
- 煙の出ないタバコ
- 口の中で溶けるタバコ
これらの持ち込みは全て禁止だ(日本では馴染みのない物もあるが)。
違反した場合
違反した場合は、没収されて罰金を払わなければならない。
金額は初犯の場合、1箱につき200ドル(約15,700円)。違反を繰り返すと金額が増えていって、最大で5,000ドル(約39万円)になる。
取り締まりの対象になった場合、知らなかったでは済まされないので必ず申告して税金を支払おう。
喫煙する場所について
喫煙場所についても決まりがあって、所定の場所以外で喫煙をすると罰金になる。吸い殻のポイ捨ても同様に罰金。
厳しい取り締まりによってか、シンガポールでは路上喫煙をしている人はいないし、道に吸い殻もほとんど落ちていない。
街中で喫煙する時はいたるところにゴミ箱を兼ねた灰皿が設置あるので、そこで吸えばいい。50m間隔かそれぐらいで見つかるので場所で困ることはないはず。
私服警官が見張っているという話もあるので、歩きタバコはやめましょう。
税金の払い方
ここからはタバコの税金の払い方について解説する。
場所
チャンギ国際空港内で預けた荷物を受け取って、一般エリアに出るタイミングで税金を支払う。
場所は税関で「Singapore Customs」と書かれた看板が目印。中は割と狭めの部屋で二人の職員がいた。
支払い
職員にパスポートと所持しているタバコを渡すと税金の額を提示される。39本分で金額は18.25ドル(約1,400円)。日本だと3箱買えるぐらいの金額で、高いが仕方ない。
支払い方法は現金の他にクレジットカードも利用することができる。
支払うとレシートを貰えて、それと職員の使っているパソコンの画面をスマホで撮影するように言われた。取り締まりがあった時はレシートか、もしくはこの写真を見せればいいようだ。写真でOKなのはレシートを持ち歩かなくていいので助かる。
手続きは5分もかからず短時間で終わる。
おまけ
僕が実際に持ち込んだのは未開封1箱、19本入った箱、3本入った箱の合計42本だった。
ところがなぜか3本入った箱はノーカウントで39本分の請求だった。おまけしてくれたのか見逃してくれたのはわからない。
ネットを見ていると同様の対応だった人もいるようで、素直に喜んでいいのかわからないが、もしおまけされたらラッキー。
まとめ
シンガポールではタバコについて厳しい取り締まりがされているのと、街で買うと一箱1,000円ぐらいしてとても高いので、喫煙者にとっては厳しい。
世界的に見ても喫煙者に対する規制はどんどん厳しくなってきているので、正直禁煙した方がいいと思う。