プノンペン観光の穴場:非定番スポット3選を紹介します

カンボジア

プノンペンといえば、王宮、トゥールスレン虐殺博物館、キリングフィールドなど有名な観光スポットが数多くありますが、実はその周辺には定番ではないけれど訪れる価値のある場所がいくつか存在します。

今回の記事では定番ではない、プノンペンの隠れた名所として訪れるべき3つの場所を紹介します。定番スポットは既に訪れて、他に面白い場所を探している方の参考になれば幸いです。

ハヌマンシューティングレンジ

プノンペンで実銃射撃のできる場所。市内の中心からトゥクトゥクで約30分と離れているのが難点だが、インストラクターがついて安心して射撃をすることができる。

日本で実銃射撃のできる場所はないので、海外に来たなら一度は体験してみるのはいかがだろうか。普通の観光に飽きて、何か刺激のあるアクティビティを求めている方におすすめできる。

詳細は下記の記事にまとめているので、よければご覧下さい。

ゴールデンテンプル

正式名称はモンコル・スレイ・キアン・クリアン・パゴダというとても長い名前なのだけど、通称ゴールデンテンプルと呼ばれている。市内からトゥクトゥクで約15分の場所にある。

小さくまとまってはいるが、入場料無料で、王宮と同等の建築物を鑑賞できるのが良いところ。

本堂の中にはたくさんの仏像と、それを取り囲むようにして天井と壁一面に絵画が飾られている。これらの絵画にはブッダの一生が描かれていて、誕生~悟りを開く~入滅までの様子を鑑賞することができる。

また写真では伝わらないが、仏像の後ろにある3つの円はライトで、カラフルな光を発するイルミネーションになっていて、失礼かもしれないがちょっと面白い。日本や他の国も含めて、ここの寺院以外では見たことのない飾り付けなので、是非一度見てみてほしい。

この寺院は僕が訪れた時、他の観光客はひとりしかいなかった。なので、観光スポットとしての認知度はかなり低いようだが、建築物や中の仏像・絵画は見応えがある。他の観光客に邪魔されず、ゆっくりと落ち着いて鑑賞できる場所としておすすめだ。

シルクアイランド

シルクアイランドは市内からトゥクトゥクで約30分の場所にある小島で、島内では養蚕と、その絹糸を使ったシルク製品の製造が行われている

僕は市内にいるトゥクトゥクの運転手から数時間で終わるツアーという形で提案されて、訪れた。金額は上記のゴールデンテンプルと合わせて23ドルだったが、交渉すればもう少し安くなったかもしれない。

Grabなどを利用して自力で行くことも可能かもしれないが、諸々を考慮すると、市内のトゥクトゥクを利用した方が良いと思う。ただ交渉は必要になってくるので、それが面倒なのが少しマイナス。

シルクアイランドは島なのだが、そこに行くための橋はかかっておらず、アクセスにはフェリーを利用する。フェリーの運賃は運転手が支払っていたのだが、片道数千リエルぐらいだったような気がする。

フェリーに乗っている時間は約10分で、乗っているのは現地の人ばかり。メコン川を船で渡れるのは旅の経験として貴重だと思う。

島に着いたら、養蚕を行っている場所までトゥクトゥクで移動する。ここの入場料は2$で、トゥクトゥクの運転手からは事前に知らされなかったので、少額紙幣の準備はしておいた方がいい。

施設の中では島内の人が英語で案内してくれる。この時案内してくれたのは大学生の女性で、ボランティアでここの案内をしていると話してくれた。

蚕の生体、繭、絹糸などを間近で見ることができ、興味深い。日本における養蚕業は衰退してしまったので、こうして実際に見ることができるのはレアだと思う。わざわざカンボジアで経験する必要があるかと言われたら何とも言えないが、貴重な機会なのは間違いない。

近くでは、この絹糸と手織り機を使って、絹織物を生産している様子を見ることもできる。説明によると、絹織物を作るのは代々女性で、男性はやらないようだ。

ここで作られた絹織物を買える場所もある。島内で生産された手織りの絹織物はここでしか買えないらしい。

売られているのはスカーフが主で、他にポーチや長財布などの小物もあった。女性向けの品物がほとんどだという印象で、ネクタイの取り扱いなどはない。

金額は手織りのスカーフが約40$で、機械生産だと約10$。ポーチや長財布は5$~10$。支払いはクレジットカードでも可能。手織りの品はさすがに良い値段がする。

男性目線だと日常使いできる品物は少ないというのが正直な感想だが、何も買わないというのも気が引けるし、島内の人々を応援するという意味でも何か買った方がいいと思う。

野生のクジャクも見ることができる

島内にはジュースやスムージーを買える場所もあり、観光客向けに一連の流れが整備されているという印象を受けた。見学は養蚕の説明→お土産→ジュースを飲んで休憩の流れで、約1時間ぐらいかかる。最後に案内してくれた人にはチップをあげた方がいいと思う。数ドルでもすごく感謝される。

ここの見学が終わったら、トゥクトゥクに乗って再びフェリーに乗り、市内に戻って終了になる。所要時間は3時間~4時間ぐらいで半日もかからないぐらいなので、気軽に行けるプチ遠出という感じで、訪れてみてはいかがでしょうか。