東南アジアによくあるホース付きトイレの使い方を解説します

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東南アジアのトイレに行くと、便器の近くにシャワーヘッドのついたホースをよく見かける。

僕が初めて見た時はシャワーを浴びるのに使う物だと思って、実際に使う寸前までいった。シャワーとして使うにはホースが短くて、何に使う物だろうと不思議に思った覚えがある。

ということで、このホースの正体と、正しい使い方について解説します。

ホースの正体

ベトナムのトイレ

手動ウォッシュレット

ホースの正体は手動ウォッシュレット。シャワーではない。

使用用途は主に2つ。

  • ウォッシュレット
  • 便器の掃除

ウォッシュレット

ヘッドの形状によるが、ボタンやレバーを押すことで先から結構な勢いで水が出る。この水をウォッシュレットとして使う。

ちなみにホースを前から使う派と後ろから使う派で分かれているらしい。僕は前派。

便器の掃除

水の勢いを利用して便器の掃除をすることができる。汚い話で申し訳ないが、こびりついてしまったアレを綺麗にするのに使う。

日本だとブラシでこすって落とすことが多いが、ホースを使った方がブラシのことを気にしなくていいので明らかに清潔だと思う。そういう意味では、このホースは日本のトイレにも欲しいところ。

日本のウォッシュレットが普及しない原因のひとつ

日本ではTOTOやLIXILといったメーカーがウォッシュレットを開発、販売している。

これらのウォッシュレットは高性能で世界でも評価されているが、東南アジアではあまり普及していない。

その理由は手動ウォッシュレットがあるからだ。

手動ウォッシュレットは日本製の物と比べて安価で、なおかつ水が出るのは同じなので使用感も差が無い。実際に使ってみればわかるが、手動なので狙いをつける必要はあるものの慣れたら全く問題ない。

便器の掃除もできるし、ひょっとしたら手動ウォッシュレットの方が優れているんじゃないかと思うほどだ。

使用上の注意

フィリピンのトイレ

さて、ここからは手動ウォッシュレットの使用上の注意を解説する。

手動ウォッシュレットの良いところを紹介してきたが、手動ならではのデメリットがあるので注意して使用しなければならない。

注意点は

  • 座ったまま使う
  • 事前に試し打ちをする
  • 自分の手にかからないように

これらの3つ。

座ったまま使う

立ったまま使うと、水が関係ない所に飛んで周辺を水浸しにしてしまう恐れがある。日本で普段ウォッシュレットを使う時に座っているように、手動ウォッシュレットも座ったままで使用する。

事前に試し打ちをする

はじめて利用するトイレでは用を足す前にウォッシュレットの試し打ちをすることをおすすめする。

試し打ちをすることで水の出方や勢いを見るのと同時に、ボタンを押す力加減がどれくらいが最適なのかを確かめることができる

トイレによっては水の勢いが消防車並みに強いところがあって、もしそんなトイレで勢いマックスの水を自分の尻に当ててしまうと大変なことが起きる。尻が痛いのと、跳ね返った水が周りに飛び散るわ、手は濡れるわで閉口することになる。

事前に試し打ちをした上で、水の勢いは弱めからスタートして徐々に強くしていくのがいい

自分の手にかからないように

当たり前だが、水を尻の真下から当ててしまうと、重力でう〇こ水が自分の手にかかる。

なので、斜めからうまいこと狙いを付けて狙おう。

まとめ

周りを一切濡らさずに使うことができれば、立派な手動ウォッシュレットマスターだ。

日本ではお目にかかる機会は全くないが、東南アジアでは一度は利用することになると思うので、是非使い方をマスターして快適なウォッシュレット生活を送ってほしい。