まえがき
片頭痛というと、なったことのある人しかわからないと思うが、心臓の鼓動に合わせてズキズキと痛むのが特徴で、同時に吐き気を催すこともあるので仕事や生活に支障が出るほどの痛みである。
片頭痛に悩まされている人は女性の方が男性の4倍多いとか言われている。僕は残念ながら少ない男性の片頭痛持ちだ。成人してからいつの間にか定期的に片頭痛に襲われるようになった。
頻度は少なくて月に1回、多くて月に2回程度だが、過去に何度も片頭痛に苦しめられてきた。そこで、自分なりに片頭痛への向き合い方について紹介しようと思う。
片頭痛の予防
カフェインを摂取する
朝起きてコーヒーを一杯飲む
カフェインには血管の収縮作用があるので、摂取することで片頭痛の対策になる。僕の場合は朝に一杯のコーヒーを必ず飲むようにしている。このコーヒーは目覚めの一杯であるとともに、片頭痛対策にもなっているので、僕にとってはかなり重要。
逆に、朝にコーヒーを飲まなかった日は高い確率で片頭痛の発作が起きる。旅行先など普段と違う環境で生活している時はうっかり飲み忘れてしまうことがあるが、そうなるとほぼアウト。気を付けるようにしている。
注意しないといけないのはカフェインの過剰摂取。摂りすぎは依存症になってしまう可能性があるので、量には気をつけるべし。
アルコールに気を付ける
アルコールは片頭痛を起こすトリガーのひとつ。
飲みすぎた翌日は片頭痛になることが多い。この場合、二日酔いの頭痛と区別がしづらいので厄介である。二日酔いの頭痛だから時間が経てば治るだろうと思っていたら、どんどん痛みが増してきて実は片頭痛でしたみたいなことが過去に何度かある。
僕の場合、酒の飲みすぎに、朝のコーヒーの飲み忘れが加わると片頭痛まっしぐらなので気を付けるようにしている。
生活習慣
- チョコレート
- チーズ
- 赤ワイン
- 寝不足
- 夕食を食べない
上の3つは片頭痛を誘発すると言われている食べ物。
そして寝不足や夕食を抜くこと、これらも僕の経験からいうと片頭痛のトリガーになると思っている。普段と違う生活リズムになるとそれが原因で片頭痛が起こっているような気がしている。
片頭痛を察知する
前兆
- 閃輝暗点(視界にギザギザの光の波のようなものが現れる)
- 生あくび(眠たくないのにあくびが何度も出る)
これらは片頭痛の前兆とされている。片頭痛のうちの2~3割が前兆を伴うそうだ。
僕は閃輝暗点を経験したことは無いのだが、片頭痛の起きる前兆として生あくびが出る。
午前中にやたらと生あくびが出て、昼からあくびが治まると同時に頭がどんどん痛くなっていく。なので、生あくびが出て片頭痛が起こるかもしれないと思ったらすぐに薬を飲むようにしている。
片頭痛の痛みを緩和する
予防していたにも関わらず片頭痛になってしまったら、とにかくその痛みを少しでも減らすように行動をする。
発作が起きるとあまりの痛さに吐き気までついてくるため肉体がボロボロになる。根本的に治そうと思うと、結論は寝るしかないのだが、そうなる前に気休めでも痛みを軽減できる方法を紹介する。
- 薬を飲む
- 冷やす
- ヤードムを吸う
- マッサージ
ひとつずつ解説していく。
薬を飲む
これが一番有効。
でもバファリンやロキソニンは効かない。医者に行くと貰える薬の方がずっと良く効く。写真はレルパックスという薬で、血管を収縮させる効果がある。
レルパックスに限らずトリプタン系の薬が片頭痛に有効とされているので、医者で処方してもらうといい。
ただ値段は高くて1錠300円するので、気軽に飲める薬ではないのが難点。
前兆の段階でこの薬を飲んでおけば、その後に訪れるはずの片頭痛を回避することができる。神のアイテムだといっても過言ではない。
冷やす
冷えピタや保冷材で患部を冷やす。根本的な治療にはならないが、楽になる。
ヤードムを吸う
タイの嗅ぎ薬ヤードムを万人におすすめする理由タイの嗅ぎ薬ヤードムを吸うことで片頭痛の緩和になる。ヤードムについては過去の記事で紹介している。
日本では「ノーズミント」という商品名で販売されている。通販や東急ハンズなどの雑貨店で購入することができる。
吸っている間は楽になるが、これも根本的な解決にならない。吸うのをやめると痛みが戻ってくるので吸い続けるしかないのが難点。
マッサージ
「合谷」と呼ばれるツボを刺激する。絵が下手すぎるのが申し訳ないが、人差し指と親指の骨が交わっている辺りを力を入れて押す。
合谷は万能のツボと言われているが、はっきりいってほとんど効かない。紹介しておいてあれだが、効けばラッキーのおまじないのつもりで試してみるのがいい。
頸動脈を締める
おすすめしない。
頭にたくさんの血が流れて血管が拡張しているのなら、頸動脈を締めれば物理的に血が行かなくなるだろうと考えて昔試したことがある。頭痛自体は楽になるような気がするが、首が締まっているのでそっちが苦しい。
体に良くないのでやってはいけない。
片頭痛と上手く付き合う
原因を知る
片頭痛が起こったら、その前の日の行動をノートに記録しておくといい。
何を食べたか、何時に寝たのか等を覚えておいて、何が原因で片頭痛が起こっているのかを探る。何度か記録して共通していることがあるなら、それを避ければいい。
片頭痛にならないような生活をするのが大事。
薬を飲む
医者に行って片頭痛の薬を処方してもらう。この薬は良く効くので、持っているだけで精神的に楽になる。
痛くなってから飲んでも効くけれど、理想は片頭痛の前兆を察知して痛くなる前に飲むのが良い。この2つを守っていれば片頭痛を恐れることはなくなる。
参考になることがひとつでもあれば幸いです。では良い毎日をお過ごし下さい。