iPad 10.2インチ 第7世代を普段から使っていて、保護フィルムを色々試した。
別のペーパーライクフィルムを買って気に入らずに1週間で剥がしたり、何も貼らずに数か月使ったりしていたが、ようやく納得できるものが見つかったので紹介しようと思う。
ペーパーライクフィルムの特徴
はじめにペーパーライクフィルムの特徴について解説する。大きく分けて下記の3つだと考えている。
- 紙のような書き心地
- アンチグレア
- 液晶の鮮やかさが損なわれる
結論としては、ペンをよく使うならペーパーライクフィルムを貼った方がいい。逆にペンは使わず、映像やコンテンツの視聴をメインとするなら他のフィルムを買うことをおすすめする。
紙のような書き心地
ペーパーライクというだけあって、タッチペンを使ったときに本物の紙に書いているような感覚になる。液晶に何も貼っていない状態だとペンがカツカツと当たって書きにくいが、このフィルムを貼ることによって改善される。
iPadで絵を描く人にとってはペーパーライクフィルムは必須らしい。僕は絵を描かないがたしかにそうだろうと思える。
アンチグレア
非光沢のフィルムで光の反射や映り込みを抑える。また指紋が付きにくくなり、付いても目立ちにくく、拭くとすぐに消せる。
フィルムを何も貼っていない状態だと、指紋がベタベタと付いてしまってすごく気になるが、それが改善する。
液晶の鮮やかさが損なわれる
ペーパーライクフィルムのデメリットで、人によって好みの分かれるポイント。画面の質感がすりガラスを通して見るような感じになり、iPadの液晶が本来持っている鮮やかさが損なわれる。
これが嫌でペーパーライクフィルムをやめてしまった人も多いと思う。残念ながら書き心地と画面の鮮やかさは両立しない。
JPフィルター専門製造所のフィルム
上記の特徴を踏まえたうえで、これが最強のペーパーライクフィルムだと思っている。
開封
- フィルム本体
- 説明書
- 位置固定シール
- ホコリ取りシール
- クリーニングクロス
- ヘラ
- アルコールの布
また、おまけでフェルトでできたケースが付属している。高級感はそれほどないが、おまけなので文句を言うべきではない。iPad以外の物を入れるのにも使えるので嬉しい。
サイズ感はぴったり目なので、ケースを付けていないiPadでないと入らない。
貼りつけ
クリーニングクロスで画面を綺麗にしてからフィルムを貼りつける。
フィルムはホームボタンとインカメラ以外の全ての部分を覆うようにできている。タブレットはスマホと比べて画面が大きいので、フィルムを綺麗に貼るのは難しい。
でもこのフィルムは位置固定シールが付いていて、ちょうどいいところでフィルムを固定できる。だから貼りやすいし、貼った後に微妙にフィルムの穴がずれてしまうということが無い。
丁寧にヘラを使って気泡が入らないようにすれば上手く貼ることができる。
他との比較
ペーパーライクフィルムはこれ以外にいくつか試したが、他と比べてこのフィルムが優れているところは下記の2つ。
- 書き心地と画面の鮮やかさのバランスがいい
- タッチの感度が変わらない
書き心地と画面の鮮やかさのバランスがいい
ペーパーライクフィルムの特徴として、書き心地と画面の鮮やかさは両立しないと書いた。しかし、このフィルムはその2つのバランスが良く、それぞれが高いレベルにある。つまり書き心地が良くて、それでいて画面の鮮やかさを残している。
この点において、本フィルムは他社の製品よりも優れている。他社の製品だと書き心地は良くても、画質が悪くなりすぎて我慢できなくて1週間で剥がしてしまったことがあった。
ところで、画面の鮮やかさを残しているからか、一般的なアンチグレアフィルムと比較すると映り込みはある。上の写真ではモニターが映り込んでいるのがはっきりわかると思う。まあ気になるほどではない。
タッチの感度が変わらない
フィルムによっては貼った後にタッチ感度が悪くなってしまう物があるが、本フィルムはタッチ感度が悪くならない。
何も貼っていない裸の状態と同じ操作感で使えるのが素晴らしい。
ペーパーライクフィルムは色々種類があるけれど、是非本商品を試してみてほしい。