台北旅行記②(2019年3月)

台湾

3月8日(2日目)

8時くらい

台北旅行記①の続きです】

2日目も雨。ホテルの近くで早朝マーケット的なものがあった。肉、野菜などが売られている。おそらく現地の人が買い物に来るようなところなのだろう。観光客が欲しいものは無かった。

世界豆漿大王

朝食を食べに「世界豆漿大王」という店に行く。

台湾の飲食店は「~大王」とつく店が多い。だいおうですよ。面白いと思うのは僕だけだろうか。

店内は8割ぐらいの客入りで、人気店であることがうかがえる。 入って席につくと、店員のお姉さんが注文は調理場でしてね的なジェスチャーをしてきた。調理場では豆乳の入った鍋がたくさん置いてあり、暑そうである。

メニューを見てもよくわからないが、とりあえず普通の豆乳、揚げパン、肉まんを注文する。

80元ぐらい

この揚げパンは油條(ヨウティアオ)という名前で、見た目はでかい芋虫みたいに見えなくもないが(失礼)、豆乳に浸して食べると美味しい。ただ、普通の豆乳ではなくて、塩味のついたものを注文するべきだったとは今では思う。

食べていると、店員のお姉さんがこちらを見てニコニコしている。僕の顔が面白かったのか、食べ方がおかしかったのか、謎である。

故宮博物院

食事をした後、はじめから行こうと決めていた故宮博物院に向かう。

故宮博物院に行くには、淡水信義線の士林駅からバスに乗る。どのバスが故宮博物院に行くのかわかりづらいが、そこは気合いでなんとかする。漢字で大体の意味がわかるのが、日本人でよかったと思う。

故宮博物院

バスを降りてから入口までまあまあ距離があるが、雨に打たれながら歩く。傘を持っていないので、頼りになるのはブロックテックパーカーだけだ。結構濡れたと思うが、中まで滲みてこないのはすごいと思う。皆傘をさしてる中、周りから変な目で見られている気がしないでもないが、気にしないことにする。

故宮博物院に入るとチケットを買うのだが、係のお兄さんに流暢な日本語で「こんにちは、ひとりですか。」と話しかけられた。どこを見ているのかわからないが、どうやら見た目で国籍が判断できるらしい。

「はい、そうです。」と返事をしてチケットを買う。入場料は350元。

緑の石の彫刻

中国のお宝が山のように展示されていて、全部真面目に見ようと思ったらそれだけで一日経ってしまいそうだ。早足に歩き、目についたものだけ鑑賞する。

展示物には英語と中国語で説明書きがしてあるが、内容を理解するのは困難である。入口で日本語ガイドの音声を借りられるので、きちんと鑑賞したい人は借りたほうがいいと思う。

赤い石、青い石の彫刻

この故宮博物院には「翠玉白菜」と、「肉形石」という特に有名な展示物が二つあり、楽しみにしていたのだが、両方とも他の国の博物館に貸し出し中だったらしく、見ることはできなかった。非常に残念。

あまりに残念だったので、お土産売り場で翠玉白菜のストラップを購入した。

翠玉白菜のストラップ

ちなみに、このストラップは白菜の部分が暗いところで発光する素材でできている。緑に光る白菜はとてもシュールですき。

外から

2時間ぐらい経っただろうか。一通り故宮博物院を見て回った後、市内に戻る。とても歩いて帰れるような距離ではないので、バスを利用する。

故宮博物院から市内に戻るバスは何種類かあるが、行きと同じ数字のバスに乗ったような気がする。

街中

趙記菜肉餛飩大王

さて、町に戻ってきたところで昼食を食べる。台北駅から30分ぐらい歩いて「趙記菜肉餛飩大王」という店に行く。

店はほぼ満席でかなりの人気があるようだ。席につくとメニューの書いた紙があるので、記入して店員さんに渡す。待っている間、他の人が何を食べているか見ていたが、大体がワンタンだった。

中 130元

ワンタンというと、僕の中ではエースコックのワンタン麺に入っているあれが出てくるのだが、その10倍くらいは大きくて、水餃子のようにも見える。触感はすごくもちもちとしている。

ワンタンは大、中、小の3つの量から選べる。1個がかなり大きいので、女性の方や小食の人は小にするのが無難だと思う。僕は中を頼んだが満腹になった。大は複数人でシェアする用かも。

味はセロリの風味がしてうまい。少し薄味かなと思うが、健康にはこれぐらいがちょうどいいと思う。

大砲

昼食後に町を歩いていると、大砲を見つけた。この建物は「国軍歴史博物館」という施設で、中華民国軍の歴史や装備が展示されているそうだ。せっかくなので入ってみようと思ったが、入り口に「4月頃までお休みです」のような張り紙がしてあり、入ることはできなかった。

九份

九份

続いて、行くかどうか迷っていたが九份に行くことにした。詳しくは別の記事に書こうと思う。

追記:記事はこちら「九份に行ってきた。ひとりで。」

士林夜市

士林夜市へ

九份から帰ってきて、ホテルで少し休憩した後、士林夜市に行く。台湾で最も大規模で有名な夜市ということでどんなものか楽しみにしていた。

淡水信義線「劍潭」駅から歩く。隣の駅が士林駅なので、ここが最寄りかと思ったらそうではないらしい。ややこしい^^;

〇〇市場

士林夜市に着くと、たくさんの観光客で賑わっている。僕が訪れたときは、なぜか士林のところだけ看板の光が消えていた。笑

今回の旅行はずっと雨が降っていたのだが、士林夜市にいる時は止んでいた。ラッキー。

肉の入ったパン

画像は焼肉とネギを挟んだパン。うまし。夜市の中には数えきれないほどの屋台がある。フライドチキンの有名店があるらしく、20人ほどが並んでいた。

士林市場(タテ書き)

この看板はちゃんと光っている。

中には古いゲームのようなものも設置されている。右に写っているのは飲み物を売っている店。タピオカミルクティーが日本の半額以下で飲める。

おもちゃも売っている

食べ物だけではなくて、射的や輪投げなどのゲームコーナーもある。成績によって商品がもらえて、祭りの露店を思い出す。ひとりで行動していると、こういうのはチャレンジしにくい笑

地下

士林夜市の地下にはたくさんのレストランがあり、リーズナブルな価格で料理を食べることができる。ここもすごい人の数である。今回は眺めるだけでスルー。

牛肉麺

夕食は牛肉麺を食べた。牛肉麺は有名な台湾料理のひとつで、名前のまんま牛肉の入ったラーメンである。日本のラーメンと比較すると、薄味で体に優しい感じがする。

僕が思うに、日本のラーメンは色々な麺料理の中でも味が濃くて、塩辛い部類に入るので、これに慣れていると、ベトナムのフォーとか、タイのクイッティアオのような、他国の麺料理は味が薄くて物足りなく感じる。

一通り士林夜市を見て回った後、ホテルに帰り就寝した。

【台北旅行期③に続きます】