【賛否両論】極太清流らーめんの中華そばを食べてきた

京都市内に「極太清流らーめん」という名前のラーメン店がある。
ここは二郎系ラーメンを提供しているお店で、僕はこれまで10回ぐらい通ってきた。

味は素晴らしいものの何かと賛否両論のある店で、ここまで賛否両論のラーメン店は僕の知る限りではほとんど無いということで、記事にしてみたので、よければご覧下さい。

極太清流らーめん

極太清流らーめんは二郎系ラーメンの店なのだが、一般的な二郎系インスパイアとは異なっている。というのも、ここの店主は名古屋にあるラーメン店「極太濁流らーめんら・けいこ」で修業されていたようで、提供するラーメンもそのDNAを受け継いだものになっている。

具体的には、極太の麺に濃厚醤油だれが絡む感じで、非常に中毒性の高いラーメンだ。

場所は西大路八条の交差点の南西角にある。
入り口には看板と、温泉マーク♨の書かれた暖簾が特徴的。

最寄り駅はJRの西大路駅で、駅から徒歩5分程度の距離。駐車場はないので、近くのコインパーキングに停める必要がある。

営業時間はこちらで、麺が売り切れ次第終了となっている。

しかし店主の体調などによって、臨時営業・休業したりすることがあるので、来店の際は事前に公式のブログをチェックすることをおすすめする。

多くの常連客を獲得しているのだが、一方で合わないひとには全く合わない、そんな感じの店だ。

Googleの口コミを見てみると星2.7で、ネガティブな意見のほぼ全てが店主の接客態度について書かれている。無愛想・態度が偉そう・威圧感がある・清潔感無しなど、様々なワードで形容されているのだが、これらは全て本当だ。

店主は職人気質で、自分のやり方はこう、気に入らない人は来なくていいというスタンスを貫いていて、悪評がついても全く気にしないという感じ。

これについては賛否両論あるだろうが、僕個人としてはこのスタンスには清々しさを感じるというか、結構好きで別に良いと思っている。実際に僕は10回ぐらい来店しているが嫌な思いをしたことは一度もなく、普通にしていれば何の問題も起こらない。

ただ無理な人ももちろんいると思うし、店主憎けりゃラーメンまで憎いという感じで店・客ともに不幸になってしまうので、気になる人は来店しない方がいい。

この店は店主がワンオペで営業していることもあり、様々なことがセルフサービスとなっている。
ざっと、入店から退店までの流れはこんな感じ。

気を付けるべきこととして、食券を渡す際に店主から「ニンニク入れますか？」と聞かれる。これについてはありなしを答えるだけでよく、一般的な二郎系の店と違って、ヤサイやアブラを増したりすることはできない（野菜マシは券売機に食券がある）。

「麺少な目」についても、この段階で伝える。
通常の量で麺が300ｇあるので、食べきれる自身のない人は少な目がいいだろう。

写真は中華そば（肉入り）で、金額は740円。
二郎系の店だと普通のラーメンで900円ぐらいなので、良心的な価格といえる。原材料がどんどん値上がりして、あらゆる商品が値上げになっている今日において、この価格は店主の営業努力？を感じる。

カウンターの上には、七味、コショウ、山椒の卓上調味料が置いてあり、好みで味変して楽しむことができる。

非乳化で、塩辛い醤油スープに大量の背脂が乗っている。豚骨感はほとんど無く、醤油の強さを全面に感じる。異様に味が濃く、完飲するのはかなり厳しい。

店名にもあるように極太の麺で、ほとんど縮れていないのもあり、そのビジュアルはうどんである。

ゆで方は固めでゴワゴワした感じ。
食感はモチモチと弾力があって、美味しい麺だ。この麺にスープがよく絡んで、抜群にうまい。

日によって出来栄えが違うので一概にこれと言うことはできないが、煮込みまくっているのか基本的にすごく柔らか目で味が濃い。肉の食感はほとんど残ってない感じ。

ニンニク（入れた場合）・白髪ネギ・キャベツ・もやしが乗っている。
これらの野菜が、スープの味の濃さをいい感じに爽やかにしてくれる。

ちなみにこの写真は2018年のものだが、同じ中華そばを注文していて具材が結構違っている。
この時は白髪ネギの代わりにメンマが乗っていた。ラーメンがリニューアルしたのか、それとも店主の気まぐれか、詳細は不明。

店主のクセの強さとラーメンの特殊さから、決して万人におすすめできる店ではないし、間違ってもデートで行ってはいけない。

しかし、ラーメンの美味しさ・中毒性は目を見張るものがあり、多くの常連客を獲得していることからも、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるということで、気になる人は訪れてみてはいかがだろうか。