ツアーバスはクチトンネルを出発した後、次の目的地であるミトーという町に向かう。
途中でレストランに停車して昼食をとる。写真の魚はエレファントイヤーフィッシュという名前。その名の通り象の耳のような形をしている。そのまんま油で揚げてあってインパクトのある外見だが、味は普通の白身魚のような感じで淡泊で美味しい。4人で分けて食べられるぐらいに身が詰まっている。他のツアー客はあまり食べなかったので、ほとんど僕が食べた。
料理は他に生春巻きやフルーツが出てきた。春巻きに魚の身を包んで食べるととても美味しい。
ちなみにこのレストランの名前は、「メコン レスト ストップ」。南国風の大きな建物で結構お客さんが入っていた。
昼食の後、少し走ってミトーに到着。
メコン川は東南アジアに流れる川の中で最長で、その長さは2,400kmもある。ちなみに日本最長の川、信濃川の長さは367kmなので、桁が違う。
メコンデルタでは、このメコン川がもたらす水によって農業や漁業が盛んに行われている。先ほどのエレファントイヤーフィッシュもこの川でとれた魚だ。
水は茶色く濁っていて、川底が全く見えない。決して川遊びをするような水質ではない。
ツアーはボートに乗って、川の中州になっている島に向かう。
島の中は緑に溢れている。ジャックフルーツが木になっているのを見つけた。こんな実のつけかたをするとはなんとも奇妙だ。
島の中でハチミツとローヤルゼリーを湯に溶かしたものを飲んだり、フルーツを食べたりした。ローヤルゼリーは1,000円ちょっとだったと思う。高いのか安いのかよくわからない。ローヤルゼリーを1個買ったら、ハチミツも買ってとすげー勧めてきた。商魂のたくましさを感じる。
また、フルーツを食べているときに、現地の若い女性が催し物として歌を歌ってました。歌い終わった後の恥ずかしそうな感じが印象的でした。
その後ボートで川を移動する。そんなに幅が広くないので、川はボートで密集している。しかしその中をぶつかることもなくすいすい進んでいく。操縦技術の高さに驚く。
時速20kmぐらいでボートは進んでいく。道中特にトラブルもなく、20分ぐらいでクルーズは終了。
ボートを降りたところで、ココナッツのお菓子が作られているところを見学する。ヤシの実を潰すところからの工程を一通り見ることができる。ドリアン味とか色々種類がある。お土産でいくつか買って帰った。30個入りで200円ぐらいだったと記憶している。
食感、味はキャラメルのような感じ。暑いところだと柔らかいけど、日本に持って帰って寒いところに置いておくとカチカチに硬くなる。それと、歯に詰め物をしている人は要注意。詰め物がとれる危険性高し。
ココナッツのところで少し休憩した後、ボートでまた対岸に戻り、そこからバスでホーチミンに帰る。帰りはまた2時間ぐらいバスに乗るのでまあまあ疲れる。爆睡すること必至である。
17時頃に市内に戻り、順次バスを降りていく。ホテルによっては前まで行ってくれる。僕はベンタイン市場の前で降車した。これでツアーの全行程は終了となる。
日本語のガイドさんは愉快な人で道中面白いことを言ったりして、場を盛り上げていた。帰りのバスの中でアンケートがあったので高評価を書いておいた。
ただ、7,000円はかなり高いので、安く済ませたい人は英語のツアーに参加するのがいいと思う。そちらは1,000円もしないみたい。