目覚まし時計といえば、設定した時間になると大きな音で鳴り響いて人を起こす物を想像しがちだが、光で起こす目覚まし時計という物も存在している。
僕自身、その光で起きる目覚まし時計を使ってみて、思ったような効果が得られなかったと感じているので、その経験を共有しようと思う。
光で起きる目覚まし時計
購入したもの
光で起きる目覚まし時計は円形、リング型、円筒型など、形状がいくつか種類があるが、僕が購入したのは円筒型のもの。YABAEというブランドのMY-10という商品で、Amazonで購入した。
2021年7月現在、Amazonから消えてしまっているが、同等品は上記の品になる。ブランド名から察するに中国製だろう。
光で起きる目覚まし時計の効果
光で起きる目覚まし時計がどのように動作するかというと、設定した時間の数十分前から光りはじめ、設定時間に近づくにつれて光が強くなっていく。と同時に、鳥のさえずりや木々のざわめきのような音が同時に鳴り、目が覚めるというものだ。
これにより、一般的な音で起こすタイプの目覚まし時計と違い、自然に目覚め、スッキリと起きることができるメリットがあるとされている。
実際に使ってみた
僕の朝の目覚めといえば、アラームを何度も止めて、二度寝、三度寝をする、そして目覚めは最悪という感じだった。だから自然にスッキリと目覚めることができる「光で起きる目覚まし時計」はとても魅力を感じていた。
そして購入して使ってみたのだが、思ったような効果は得られなかった。
実際に使って思ったことは、
- 光に気づかない
- 結局音で起きてる
これらの2点だ。
光に気づかない
光で起きる目覚まし時計なのに、光りに気づかない。寝ている間は当然目をつぶっているので、その状態でも明るいと感じるぐらいの光量が必要なはずだが、それが足りていない。
置く場所を間違えているのかと思い、枕元に置いたり、少し離して置いてみたり、高さを変えてみたりと色々試してみたのだが、どれも効果が無かった。
光量が最大の状態でも、言われてみたら明るいかな程度の光量しかない。だから、徐々に明るくなっていく最初の段階なんかはもう全く気づかないし、全くの無意味だった。
結局音で起きてる
光が明るくなっていくと同時に、小鳥のさえずりの環境音が流れるのだが、これは気づく。そして、音が鳴っているのを感じて目が覚める。
一方で目覚ましの光は感じていないので、もはや光で起きる目覚ましではなく、普通の音で起きる目覚ましと何も変わらない状態になっていた。
これだったら普通のアラームと同じじゃないかということで、光で起きる目覚まし時計の使用をやめた。結局音で起きているので、目覚めの良さを感じることもできなかった。
なぜ効果が無かったのかと思うこと
ここからはなぜ効果が無かったのかと、それに関して僕が思ったことを述べようと思う。
光量の不足
前述したように、この商品は光量が足りていない。光量がマックスの状態で言われてみたら明るいかな程度の明かりしかないため、気づくことができない。
なのでもしかしたら、時計の形状を変えてみたらまた違った結果が得られるのかもしれない。
僕が購入したものは円筒型の形状をしているが、そうではなく円形のものを購入して、顔をきちんと照らすことのできる位置に置いていれば全然違ったかもしれない。
中国の模倣品
光で起きる目覚まし時計でいうと、フィリップスの商品がおそらく本家(きちんと調べていないので、違っていたらすみません)で、僕が購入したYABAEのような中国ブランドが似たような商品を製造販売している、という状況になっている。
上がフィリップスの商品だが値段が約13,000円と、中国製の3倍近い金額だ。これだけ金額に差があれば、安価な中国ブランドの商品に手を出してしまう人も多いだろうが、本家の商品と性能が同等とは限らない。
これは光で起きる目覚まし時計だけに限った話ではなく、世の中にある家電を中国のブランドが真似して作り、本家よりも安価で販売するということはよくある。特にAmazonではそういった商品を見ることが多い。例えば、モニターライトや低温調理器のような商品でも、中国ブランドによる模倣商品は販売されている。
全ての中国ブランドが駄目というわけではないが、本家をコピーした粗悪な商品を販売していたり、サクラレビューで不正に高評価を集めたりと、そういう悪質な業者も中にはいるので注意が必要だろう。
今回の光で起きる目覚ましでも中国ブランドではなく、はじめから本家の製品を買っておけば、もっと満足できる結果になっていたのかもしれない。安かろう悪かろうである。
スマートホーム化による代替
光で起きる目覚ましで満足できなかったので代わりになるものを探して、現在はアレクサ+スイッチボットによるスマートホーム化で落ち着いている。
アレクサの設定で、決められた時間に部屋の電気をオンにすることができる。徐々に明るくというわけではないが、光で起きる目覚ましと似たようなことを再現できている。部屋のライトは目覚ましの光とは比べ物にならないくらい明るいので、気づかないことはない。
スマートホーム化して自動で明かりがつくようにするのと、それに加えて通常のアラームを鳴らすことで普通に目覚めることができているので、光で起きる目覚ましを購入する前に、こちらを試してみるのもいいと思う。
光で起きる目覚ましは、目覚ましと間接照明と時計の役割しかないが、アレクサを導入してスマートホーム化することで、もっと多くの事ができるようになる。
まとめ
- 光で起きる目覚ましは光が弱くて気づかない
- 中国製はなるべく避けて、本家を買ったほうが良さそう
- アレクサ+スイッチボットで似たようなことができる
参考になれば幸いです。